学科のお役立ちコラム

ドローン国家資格2等(二等無人航空機操縦士)の学科試験の出題範囲。4つの科目と教則16分野、勉強時間の目安

2026/10/14 ・ 約5分

ドローン国家資格2等(二等無人航空機操縦士)の学科試験は、三肢択一(a・b・c)の 50 問を 30 分で解き、80%(40 問)以上で合格です。受験料は 8,800 円、全国の会場のパソコンで受ける CBT 方式です。

出題範囲は、国土交通省が定めた4つの科目です。そして、問題のもとになる教材が「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第5版」(2026 年 7 月 14 日から試験に適用)です。この記事では、4つの科目と教則の中身の対応を表にして、どこを、どのくらい勉強すればよいかをまとめます。一等無人航空機操縦士(1等)の違いも最後に書きます。

学科試験の4つの科目

国土交通省の「無人航空機操縦者技能証明に係る学科試験の科目について」(令和4年9月2日)で、科目は次の4つと決められています。

科目 主な中身
1. 無人航空機に関する規則 航空法(定義・登録・飛行禁止空域と飛行の方法・許可承認・操縦者の義務・事故・飛行計画・技能証明)、小型無人機等飛行禁止法、電波法、飛行自粛要請空域
2. 無人航空機のシステム 機体の種類と特徴、飛行原理、機体の構成(フライトコントロールシステム・送信機・バッテリー)、電波・磁気方位・GNSS、整備・点検
3. 無人航空機の操縦者及び運航体制 操縦者の行動規範と遵守事項、保険とセキュリティ、離着陸・手動操縦と自動操縦・緊急時の対応、操縦者のパフォーマンス、CRM、補助者
4. 運航上のリスク管理 飛行計画と経路設定、ハザードとリスクの評価、気象、機体の種類別・飛行の方法別(夜間・目視外)のリスク

4つの科目と、教則 第5版の16分野の対応

教則は、もっと細かく分けると 16 の分野になります。ドロガクの練習問題は、この 16 分野ごとに分けています。科目との対応は次のとおりです。

科目 教則の章 分野(ドロガクの分け方)
1. 無人航空機に関する規則 第3章 航空法の定義・規制概要・カテゴリー/登録制度・リモートID/禁止空域・飛行方法・許可承認/操縦者義務・事故・飛行計画・技能証明/航空法以外の法令
2. 無人航空機のシステム 第4章 機体の特徴/飛行原理・飛行性能/機体の構成/要素技術・整備点検
3. 無人航空機の操縦者及び運航体制 第5章 行動規範・遵守事項/操縦知識/パフォーマンス・CRM
4. 運航上のリスク管理 第6章 運航リスク評価の基礎/気象とリスク評価/機体・飛行方法別リスク
(教則の心得) 第2章 操縦者の心得

教則の第2章「無人航空機操縦者の心得」は、科目の表には独立した名前では出てきませんが、出題のもとの教則に書かれている内容なので、ドロガクでは1つの分野として練習できるようにしています。

どこに力を入れるか

いちばん分量が多いのは 科目1(規則) です。教則の第3章は、数字(距離・高さ・重さ・日数)と、「〜しなければならない」「〜してはならない」の決まりが多く、思い込みで点を落としやすいところです。

科目 落としやすいところ
1. 規則 飛行禁止空域の数字、許可と承認の違い、罰則の金額、事故と重大インシデントの違い、第5版で変わった点
2. システム センサの名前と測るもの(IMU・GNSS・地磁気)、バッテリーの扱い、電波
3. 操縦者と運航体制 緊急時の対応(「必ず離陸地点に戻す」は誤り)、手動と自動の使い分け
4. リスク管理 気象(風・積乱雲)、夜間と目視外の注意点

まちがえやすい問題の実例はみんなが間違える問題10選、第5版で変わった点は第5版の5大変更点にまとめています。

二等(2等)で出ない科目

国土交通省の科目の決まりでは、二等の学科試験は、一等の科目から次の3つを除いたものです。

  • 科目2のうち「無人航空機の飛行性能」
  • 科目2のうち「飛行性能の基本的な計算」
  • 科目4のうち「カテゴリーⅢ飛行におけるリスク評価」

二等の学科試験に、電卓を使う計算問題は出ません。一等(1等)は 70 問・75 分・合格 90% で、二等の範囲にこれらが加わります。くわしくは一等と二等の学科試験の範囲の違いにあります。

勉強時間の目安

学科試験の合格率は、公式には発表されていません。勉強時間も人によって大きく違いますが、ドロガクでは次の目安をおすすめしています。

段階 やること 目安
1 16分野の練習問題をひととおり解く(間違えたら解説と教則を読む) 1日20分 × 3〜4週間
2 間違えた問題を、日をあけて解き直す 1日10〜20分 × 1〜2週間
3 本番と同じ 50 問・30 分の模試で、40 問を安定して超えるか確かめる 2〜3回

合わせて 5〜6週間、時間にして10〜15時間ほどです。スクールの講習(eラーニング)を受けた人は、段階1を短くできます。勉強の順番は独学で二等の学科に受かる勉強の順番、勉強方法の比べ方は勉強方法の比較にまとめています。

練習問題と模試で始める

学科試験の過去問(実際に出た問題)は公開されていません。国土交通省が公開しているのはサンプル問題です。ドロガクでは、国土交通省のサンプル問題の解説と、16 分野それぞれ 2 問の練習問題(登録なし・無料)を解けます。無料登録で、本番と同じ 50 問・30 分の模試を 1 回受けられ、4つの科目のどこで点を落としているかが分野ごとに分かります。

参考: 国土交通省「無人航空機操縦者技能証明に係る学科試験の科目について」(令和4年9月2日 国空無機第191401号)、「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第5版」、指定試験機関「技能証明試験の種別・手数料」(2026 年 10 月 14 日に確認)

「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第5版」に基づいて作成。合格を保証するものではありません。内容に誤りを見つけたら info@napa-drone-academy.com まで。

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