学科のお役立ちコラム

二等無人航空機操縦士とは。できること・取り方・費用と、学科試験の対策

2026/10/11 ・ 約4分

二等無人航空機操縦士は、国が「ドローンを安全に飛ばす知識と技能がある」と証明する国家資格(無人航空機操縦者技能証明)の一つです。一等と二等の 2 つがあり、二等は「人が立ち入らないように管理した場所での、手続きが必要な飛行」に対応する資格です。このページでは、資格でできること・取り方・費用を短くまとめ、いちばんつまずきやすい学科試験の対策まで書きます。

二等無人航空機操縦士で、できること

航空法では、空港の周辺・150m 以上の上空・人口集中地区の上空などの「空域」と、夜間・目視外・人や物から 30m 未満などの「方法」で飛ばすことを「特定飛行」と呼び、原則として禁止しています。特定飛行には、国の許可・承認が要ります。

二等の技能証明は、このうちカテゴリーⅡ飛行(特定飛行で、第三者が立ち入らないように管理して飛ばすもの)に対応しています。

  • カテゴリーⅡB: 二等の技能証明を持つ人が、機体認証を受けた機体を飛ばすなら、許可・承認の手続きなしで飛ばせます(飛行マニュアルを作って守ります)
  • カテゴリーⅡA(空港周辺・150m 以上・催しの上空・危険物の輸送・物件の投下・25kg 以上の機体): 技能証明と機体認証があっても、許可・承認が必要です
  • 第三者の上空を飛ぶカテゴリーⅢは、一等の資格でないと飛ばせません

資格がなくても、許可・承認を受ければ特定飛行はできます。資格の大きな得は、手続きが省ける・短くなることと、技能を国が証明してくれることです。

取り方は 2 通り

どちらも、最初に国土交通省の DIPS2.0 で「技能証明申請者番号」を取ります。

  1. ドローンスクール(登録講習機関)で講習を受ける: 講習を修了すると、指定試験機関での実地試験が免除されます。学科試験と身体検査は受けます
  2. スクールに通わず、直接受ける: 指定試験機関で学科試験・実地試験・身体検査をすべて受けます。実地試験は、学科試験に合格しないと受けられません

試験に合格したら、DIPS2.0 で技能証明書の交付を申請します。申請できるのは 16 歳以上です。技能証明の有効期間は 3 年で、更新には更新講習の修了が必要です。

国に払う費用(スクールの受講料は別)

項目 費用
学科試験 8,800 円
実地試験(マルチローター・基本) 20,400 円(スクールの講習を修了すれば免除)
身体検査 書類で 5,200 円/会場で 19,900 円
技能証明書の交付(新規) 3,000 円

試験と身体検査は指定試験機関の手数料(非課税)、交付は国土交通省の手数料です(2026 年 10 月 11 日に確認)。スクールの講習の受講料は、スクールと、ドローンを飛ばした経験の有無によって大きく違います。

学科試験の形式

二等の学科試験
問題 三肢択一・50 問
時間 30 分
合格 80%(50 問中 40 問)程度
方式 全国の会場のパソコンで受ける CBT
範囲 国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第5版」
合格の有効期間 合格の通知日から 2 年

スクールに通っても、学科試験は全員が受けます。講習で教わっても、本番は 1 問 36 秒で 50 問を解く試験です。最後は自分で問題を解いて仕上げる必要があります。

申し込みの手順は学科試験の申し込み方法、どれくらい難しいかは学科試験の難易度にまとめてあります。

学科試験の対策は 3 段階

  1. 分野ごとに練習問題を解く: 教則の 16 分野を、1 分野ずつ。間違えたら解説と教則の該当箇所を読みます
  2. 本番と同じ形の模試を受ける: 50 問・30 分で、40 問を超えるかを確かめます
  3. 間違えた問題だけを解き直す: 落とした分野と、数字のひっかけ(以上と未満など)を潰します

順番のくわしい進め方は、独学で二等の学科に受かる勉強の順番にあります。

練習問題と模試で始める

二等無人航空機操縦士の学科試験は、過去問(実際に出た問題)が公開されていません。本番の形に慣れるには、国土交通省のサンプル問題と、本番と同じ三肢択一の練習問題・模試が役に立ちます。

まずは登録なしの練習問題 32 問で、今の位置を確かめてみてください。無料登録で、本番と同じ 50 問・30 分の模試を 1 回受けられます(正解と解説は購入後)。

参考: 国土交通省「無人航空機操縦者技能証明」・「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第5版」3.1.1・3.1.2 (5)、指定試験機関「技能証明試験の種別・手数料」(2026 年 10 月 11 日に確認)

ドロガク(NAPAドローンアカデミー監修)

「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第5版」に基づいて作成。合格を保証するものではありません。内容に誤りを見つけたら info@napa-drone-academy.com まで。

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