無人航空機操縦士(一等・二等)の学科試験の対策アプリを選ぶときは、「有名か」「安いか」ではなく、試験の形に合っているかで決めるのが確実です。この記事では、見比べるときの軸を 6 つに分け、それぞれ「なぜ大事か」と「確かめ方」を書きます。最後に、その軸でドロガクの数字を表にしました。
まず、試験の形です。出題のもとになる教材は、国土交通省の「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第5版」(2026 年 7 月 14 日から適用)。形式は三肢択一(a・b・c)で、二等は 50 問・30 分・合格 80%、一等は 70 問・75 分・合格 90% です。この形に照らして、アプリを見ていきます。
軸1: 問題数と、16分野の網羅
教則は 16 の分野に分かれています。問題が多くても、特定の分野に偏っていれば、出ない分野の練習になりません。逆に、分野ごとに数問しかないと、数字や定義の言い換えに対応できません。
確かめ方: 総数だけでなく、分野ごとの問題数が分かるかを見ます。一等を受ける人は、「一等だけの範囲」(教則で〔一等〕と付いた項目)の問題が別に数えられているかも見てください。二等の問題だけで一等の対策はできません。
軸2: 解説の範囲と、教則への参照
三肢択一は、正解の 1 つを覚えるより「残りの 2 つがなぜ違うか」を説明できるほうが強い問題です。「誤っているものを 1 つ選びなさい」という問い方では、3 つのうち 2 つが正しい文なので、正しい文を正しいと確認する力が要ります。
確かめ方: 正解の選択肢だけでなく、不正解の 2 つにも解説があるか。そして、解説に教則の節番号(例: 3.1.2)が書いてあるか。節番号があれば、教則を開いてその場で確かめられ、解説の誤りにも気づけます。
軸3: 模試の形式が本番と同じか
本番は、決まった問題数を制限時間内に解き、解答中に正誤は出ません。二等は 1 問あたり 36 秒、一等は約 64 秒です。1 問ずつ答え合わせをする練習だけでは、この時間の感覚が身につきません。
確かめ方: 問題数と制限時間が本番と同じ模試があるか(二等 50 問・30 分、一等 70 問・75 分)。解答中に正誤が出ないか。終わったあとに分野ごとの正答率が出るか。
軸4: 電卓(一等を受ける人)
一等の学科試験には計算問題があり、本番の CBT では画面上の電卓を使います。電卓の操作に迷うと、その分だけ時間を失います。
確かめ方: 計算問題に電卓が付いているか。その電卓が、本番と同じ操作(式を入れて「=」で計算する)になっているか。二等だけを受ける人は、この軸は飛ばして構いません。
軸5: 料金と期限
学科の勉強は、二等で 5〜6 週間、一等はもう少し長くかかります。試験に落ちて受け直すこともあります。月額なら「何か月使うか」、買い切りなら「期限があるか」で、実際に払う額が変わります。
確かめ方: 表示の金額が税込か。買い切りか月額か。買い切りなら期限があるか。二等のあとに一等を受けるつもりなら、追加でいくらかかるか。
軸6: 無料で試せる範囲
上の 5 つは、実際に問題を解いてみないと確かめられません。登録の前に、解説の書き方と問題の質を見られるかが大事です。
確かめ方: 登録なしで解ける問題が何問あるか。その解説が、有料の問題と同じ書き方か。国土交通省が公開しているサンプル問題(二等・一等)の解説があれば、公式の問題を基準に解説の質を見比べられます。
ドロガクの数字(2026年9月29日時点)
上の 6 つの軸で、ドロガクの数字を並べます。
| 軸 | ドロガク |
|---|---|
| 問題数 | 二等の範囲 510 問、一等だけの範囲 145 問。一等パックは両方で 655 問。16 分野すべてに問題あり |
| 解説の範囲 | 3 つの選択肢すべてに解説。各問題に教則 第5版の節番号を記載 |
| 模試の形式 | 二等 50 問・30 分、一等 70 問・75 分。三肢択一、解答中は正誤が出ない。終了後に分野ごとの正答率 |
| 電卓 | 一等の計算問題に、本番の CBT と同じ操作の電卓つき |
| 料金と期限 | 二等パック 1,980 円、一等パック 2,980 円、二等から一等へのアップグレード 1,000 円。すべて税込・買い切り・期限なし |
| 無料で試せる範囲 | 登録なしで 48 問(16 分野 × 3 問)+国土交通省サンプル問題の解説 7 問。無料登録で本番形式の模試 1 回 |
そのほかの機能と、作り方は次のとおりです。
- 復習: 答えるたびに「自信あり/自信なし」を選び、自信ありで間違えた問題を「危険な思い込み」として集めます。復習の間隔は 1・3・7・14・30 日
- 合格予測: 分野ごとの正答率と復習の記録から、今の合格の見込みを出します
- 問題は教則 第5版に基づき、監修は岩岡 真吾(NAPAドローンアカデミー代表・元 JAL 国際線パイロット)。公開前に、Claude と ChatGPT の 2 つの AI で 1 問ずつ教則と突き合わせています
まず無料で確かめる
どのアプリを選ぶにしても、登録の前に問題と解説を見てください。ドロガクは、16 分野それぞれ 3 問を登録なしで解けます。国土交通省のサンプル問題の解説も登録なしで読めます。一等の計算問題では、ここで電卓も触れます。
この記事の軸と確かめ方は、候補を見比べるときにそのまま使えます。自分の受験区分(一等か二等か)と、試験までの期間に合わせて選んでください。
ドロガク(NAPAドローンアカデミー監修)
