二等無人航空機操縦士の学科試験は、三肢択一の 50 問を 30 分で解き、80%(40 問)以上で合格です。合格率はおおむね 4 人に 3 人。裏を返せば、4 人に 1 人は落ちています。落ちたあとに「もう一度、問題集を最初から」は遠回りです。次の試験までにやることを 3 つに絞りました。
1. 「自信があったのに間違えた」問題を洗い出す
落ちた人の答案には、2 種類の間違いが混ざっています。
- 知らなかった問題。これは覚えれば直ります。
- 知っているつもりだった問題。旧版の教則の知識、似た言葉の混同、数字の思い違い。これは自分では気づけません。
本番で落とすのは、ほとんどが後者です。自信を持って選んだ答えが違っていたのですから、次も同じように間違えます。
やり直しの最初にやることは、問題を解くときに「自信あり/自信なし」を自分で記録することです。自信ありで間違えた問題だけを集めると、あなたの「思い込み」の一覧になります。多くの人は 10〜20 問に収まります。この一覧を教則の本文で確かめ、なぜそう思い込んでいたかまで書き出してください。ここが埋まれば、次の本番で同じ落とし方はしません。
教則 第5版(2026 年 7 月 14 日から試験に適用)で変わった点は、旧版で勉強した人の「思い込み」になりやすい所です。工業専用地域の扱い、第三者賠償責任保険、技能証明の更新申請の期間など。第5版で変わった5つのポイントにまとめてあります。
2. 比重の大きい分野から順に固める
教則は 16 の分野に分けられますが、ページ数(つまり出題のもとになる分量)は均等ではありません。ページ数が多いのは、次の分野です。
| 分野 | 教則の章 | 中身 |
|---|---|---|
| 機体・飛行方法別リスク | 第6章 | 飛行方法ごとのリスクと対策 |
| 禁止空域・飛行方法・許可承認 | 第3章 | 飛んではいけない空域、守るべき飛行方法、許可と承認 |
| 航空法の定義・規制概要・カテゴリー | 第3章 | 無人航空機の定義、カテゴリーⅠ〜Ⅲ |
| 操縦者義務・事故・飛行計画・技能証明 | 第3章 | 操縦者の義務、事故の報告、技能証明 |
| 要素技術・整備点検 | 第4章 | GNSS、電波、バッテリー、点検 |
| 運航リスク評価の基礎 | 第6章 | リスクの考え方、ハザードと対策 |
とくに「禁止空域・飛行方法・許可承認」は、数字(150m、30m、人口集中地区、夜間、目視外)がそのまま問われます。曖昧な数字が 1 つでもあれば、そこから固めてください。
逆に、ページ数が少ない分野を完璧にしても、点数はあまり伸びません。時間は比重の大きい所に使います。
3. 本番と同じ時間配分で、最後に模試
30 分で 50 問は、1 問あたり 36 秒です。知識が揃っていても、見直しの時間まで含めて 30 分に収める練習をしていないと、後半で焦って落とします。
- 模試は本番と同じ 50 問・30 分で、途中で正誤を見ないで最後まで通す
- 迷った問題には印を付けて先へ進み、残った時間で戻る
- 終わったら、分野別の正答率と「どこで時間を使ったか」を見る
本番の 1 週間前に 1 回、3 日前に 1 回。2 回目で 80% を超えていれば、当日は落ち着いて受けられます。
やることの順番(まとめ)
- 自信ありで間違えた問題を集める → 教則で確かめる → なぜ思い込んだかを書く
- ページ数の多い分野の数字と定義を固める
- 本番形式の模試を 2 回。時間配分を体に入れる
ドロガクは、答えるたびに「自信あり/自信なし」を選ぶだけで 1 の一覧(危険な思い込み)ができ、2 の分野別の正答率と、3 の本番形式の模試が揃っています。まずは無料の問題で、今の自分の思い込みを 1 つ見つけてみてください。
